エコベーカリーとローテンブルグ 8/30
- 2018.08.30 Thursday
- 15:56
アウグスブルグにホテルをとったのには、訳がありまして。
1998年から、完全ビオのパンを販売しているパン屋さんがあり、隣接したカフェでパンビュッフェがいただけるという!これをぜひ朝食にいただいたいと思ったわけであります。
場所的に、地元の方は車で行くのだろうなぁ〜というアクセスの悪い場所だったのですが、バスと徒歩でアウグスブルグ駅から40分ほどかけて、お店へ。
ビール醸造所もまたレンガ造りでステキ〜☆この醸造所の敷地内にパン屋さんもあるんですって。広い!
古代のパンはビール酵母から作っていたことを思い起こさせますね〜
ベッカライ・シューベルト&カフェ・ヒンメルグリューン
きょ、
巨大な建物!
テイクアウト用、ベッカライ
広々としたカフェスペース。何かしらのフードをオーダーすれば、パンの食べ放題がついてくるシステムです。
スペルト小麦のパン、シード類がたっぷりついたパンたちをセルフで切り分けます。
おなじみ、豪華朝食セットをオーダーして、、パンたくさん☆
みっちりとシードが詰まったパンが美味でございます。今まで食べてきたドイツのパンの中でもみっちりした印象。
これだけの種類のパンを、ビオ100%で作れるなんて、すごいです。日本では難しいですね、、できたとしても価格がかなり高くなってしまいます。
ビオ先進国のドイツですが、食の安全に対する意識が急激に高まったのは、1986年のチェルノブイリ原発事故が発生した後だそうで、、このころを境にエコ・ベーカリーが増えてきたのだとか。
日本では2020東京オリンピック開催に向けて オーガニックフードへのニーズが高まるのでは?と期待しているようですが、どうでしょう。どうしていまいち広まらないのか、ワタシなりに、特にビオラボをやるようになってから考えているのですが、、、
まずは、農作物の作り手の側からすると、日本の気候が無農薬にはむずかしい、ということが大きい要素のひとつで。高温多湿になりがちな日本では、病害虫による被害がどうしても大きくなりがちで、農薬なしで安定した収量を確保するのが難しい。なので、海外のやり方をそのまま適用してもうまくいかないことが多いんですって。
あとは、消費者がお野菜の大きさや形、見た目にこだわりすぎる、というのもありますよね。最近は捨てられずに「わけあり」として安く流通することもありますが、そもそもカタチが悪いのもは、安くて当たり前、ではなくて無選別にして農家さんの手間を軽減させることによって、全体としての利益を上げていく、というような構造にしていったほうがいいのかな、なんて考えています。
あとは、やはり、美味しくないと続かない、ということでしょうか。自分自身もパンの材料を選択する上で、ビオであることを第一に今は選んでいるわけではなく、美味しさを一番に選択しているので、、、どうしてもビオ100%ということにはならないんですよね。。100%にする選択をするには、強い哲学みたいなものが必要で、今の自分にはまだそこまでの覚悟がないともいえるので、自分自身もまだまだ発展途上です。
だんだん話がずれてきてしまいました。
そんなことを考えながら、朝食をとり、、この日は、楽しみにしているロマンチックな街「ローテンブルグ」へ向かいます。
RBで乗り換え2回で2時間半、【ドイツで一、二を争う人気の観光地】【ロマンチック街道のハイライト】【中世にタイムスリップしたような町並み】だというローテンブルグへ到着です。
駅前のホテルに荷物をおいて、徒歩5分ほどで、市内の入口へ。
街全体が10世紀から城壁に囲まれていて、現存するものは12〜14世紀のものだそう!!
内側から見ると、こんな風になっていて、階段と通路完備、監視の塔にもつながっていました。この壁に囲まれていた市で450年にもわたり、自治政治が行われていたという独特の文化をもつ都市。
わ〜〜!!お、おもちゃみたいなお家ばかり〜☆どのお家もカラフルで、窓にきれいなお花がいっぱい飾られていて、夢の国、、テーマパークかと思うほど!!どこを撮っても絵になるし、歩いているだけでウキウキしてしまいます♪
街を一望すべく、市庁舎の塔へ登ります。これが、、今までで登った塔の中で一番すごかった!んです。
最後に登るのは、ほぼ垂直の階段
この狭い穴から、展望台に出ますw
ちょっとカラダの大きな人は、本当にハマッテしまうのではないかと思って見ていたのですが、、意外と人間のカラダって通るんですね〜笑 そして、ほっそい通路から眺める光景が〜
おおおおぉ〜!やっぱりオモチャみたいなお家が並んでいます♪大きさも揃っているから、尚更そう見えますよね。
展望台では 光景を目に焼けつけたくて、わりとゆっくりすることが多いのですが、この塔は小さいからなのか、本当に怖くてw1周してすぐに降りました。でも登ってよかった♪高所恐怖症なのですが、塔ははずせませんw
さてと。名物のお菓子でもいただきながら、一息つくことにしましょう〜
シュネーバル
リボン状の生地が丸くまとめられ揚げてあり、粉砂糖がかかったもの
いろいろなフレーバーのチョコレートがかかったタイプもあります。カラフルで、丸いので見た目もかわいらしい☆
いただいてみると、本当に揚げてありますか??(ガイドブックに書いてあっただけでお店の人に聞いたわけではないです))
というくらい、油っけがない。バターの風味のしないパイのような、、硬めのシュー生地のような、、、甘みもかなり控えめなので素朴な味なので、確かにチョコレートコーティングも合いそうです。生地がボロボロと落ちますので、ぼんやり食べていると洋服が大変なことに〜w
ほかにも、この街には、ロマンチック〜!!と思えるものやお店がたくさんあって、一年中クリスマスグッズを扱っているお店や(品揃えが半端なーい、見ているだけでテンションがあがります)、テディベアー専門店も2店も。
日本ではあまりお目にかかれない、ハーマンのレアなベアーちゃんもたくさんいました♪
夜は、夜警ガイドのジョージさんのツアーに参加。
マルクト広場に100人以上のひとだかり。
街をみんなでぞろぞろ〜と移動しながら、街の歴史について面白く語ってくれます。
今もこの中世の古い街に1万人が住んでいること、お家によっては12世紀から同じ家系で引き継いで住んでいること、だったり、ワタシの低い英語理解力でも楽しめるような楽しいお話でした。
ボランティアガイドだと思っていたので、最後に好きな金額を入れるシステムかな〜と思っていたら「8ユーロ以上でお願い」なんていわれて、少々びっくりw ちなみにDVDも出していてなかなかの商売上手、というか、実際にすごい人気でびっくりでした。
駅のすぐ近くに大きくて、キレイで、お安いスーパーがあり。なるほど、これなら住むのにも住みやすそうです。
ローテンブルグ、ステキな街でした